2015年6月30日火曜日

申し訳ありませんが、外国の方の診療

申し訳ありませんが、外国の方の診療は「お断りの方向」とさせてもらっています。

外国の方と言っても、

肌の色がどうとか、在日だからとかというつもりは全くありません。


言葉や「暗黙の了解」が通じないと、全く診療にならないからです。

たとえば認知症についてはHDS-RやMMSE(日本語版)を行いますが、患者さんが日本語理解できることが前提となっています。
日本語理解できないヒトがこの検査を受けると、どの人でも「認知症」になってしまいます.

また、こちらが指導しても、理解してもらえない場合も多く、困ったことが数多くありました。


完全に「お断り」ではなく、「お断りの方向」です。

肌の色が日本人と違おうが,在日の方だろうが,生まれてこの方ずっと日本で過ごしている方であれば,診させてもらうことは可能です.
逆に,日本国籍を持っていても,生まれて暫く外国に住んでいた人は診療は難しいです.

ただ、そういった外国の方はいらっしゃってしまうこともあります。

「どこに行ったらいいかわからない」からとりあえず近くの病院と思っていらっしゃるので、そういう場合は大体において診察よりも「どこに行けば良いのか」を指南することとなります。

といっても、ネットで調べて,教えるだけですけどね.

外国の方は,同胞の集まりなんかの口コミで医療機関は決めたほうがいいと思います.

(追記)英語で診療ができるできないの意味ではありません.

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